パパのスーパー戦隊活動

スーパー戦隊をコツコツ見続けて、どんどんハマっていく活動日記

トッキュウジャーの姉さんのワゴンは透明人間だ!

こんにちは。 戦隊パパです。

 

今回のコウサツレッシャーの旅では、

烈車内販売員の『ワゴン』にスポットを当ててみた。

 

私は彼女の様々なシーンを見て考察した結果、

ワゴンは肉体的な実態を持たない、

『透明人間のような存在』という仮説に行き着いた。

 

なぜそういう仮説になったのかが、

今回のコウサツレレッシャーの旅の内容。

少し長くなるが、ご一緒に考察して頂ければ幸いである。

 

 

『ワゴン』

実にユーモラスに溢れたキャラだ。

妙に色っぽい仕草と口調。暇さえあればカメラで自撮りを行い、

恋愛相談もこなす頼りになるお姉さん。

烈車内の販売員でありながら、

トッキュウジャーの生活の多くのサポートをこなす一方、

シャドー怪人が襲って来たときは、

巨大フォークで迎撃したり(第2駅 俺たちはここにいる)、

烈車がクローズによってジャックされた時も、

車掌と団結し見事に奪還したりと(第23駅 手と手をつないで)、

その働きは多岐にわたる。

こんなキュートで魅力いっぱいのワゴンだが、

烈車内の販売員だということ以外の彼女の詳細は実は不明なのだ。

第7駅(やるせなく、やる気なく)で、

賃金アップ希望のストライキを車掌に対して行っているので、

レインボーラインの従業員であることは間違いなさそうだが、

いかんせん彼女の出自がわからない。

 

 

全面真っ黒で赤い唇だけが浮かぶ顔。

よく見ると、なかなかハードなパワードスーツを着用。

そもそも彼女は何者なのか。

生身の人間なのか。

ロボットやアンドロイドの類か。

このあたりの謎が本編では一切語られることがないので、

真相はわからないままだが、

私なりにワゴンの実像を、¨激しく¨考察していきたいと思う。

 

まずは公式書籍である、『超全集』や『完全ずかん』を確認しても、

ワゴンの詳細は乏しい。Wikiにしても同様である。

この時点ですでに彼女の情報は途絶えた。

さて、どうしたものかとトッキュウジャー関連をあさっていると、

ひとつの情報を見つけた。

それはトッキュウジャーソングを集めたアルバム

『RAINBOW RUSH』にあった。

このアルバムのキャラソングの中に、

ワゴン自身が歌う『Choo―Choo WAGON』という曲がある。

 

烈車戦隊トッキュウジャー RAINBOW RUSH

烈車戦隊トッキュウジャー RAINBOW RUSH

  • アーティスト:V.A.
  • 発売日: 2014/12/03
  • メディア: CD
 

この曲ではワゴンらしく「激しく!」「あは~ん、いや~ん」

というシンプルな歌詞が展開されているが、

曲中盤の歌詞に「素顔はひみつ」とある。

ここでようやく、彼女の実像に少しだけ近づけた。

「素顔はひみつ」と言っているので、

普段私たちが目にしている彼女の真っ黒な顔面は

素顔ではないということがわかる。

「そんなのは見ればわかるでしょう。あれはマスクでしょう」

という声も聞こえてきそうだが、本編中では一切、語られていない。

当然、公式書籍群にもだ。

私たちが知る彼女の顔面が、

素顔なのかそうでないのかの、どっちつかずであったので、

この「素顔はひみつ」というワードは大変意義のあるものなのだ。

ここでひとつ確定した。

 

ワゴンの黒い顔面は素顔ではない。

 

そうなると次の疑問点も自然に浮上してくる。

「ワゴンの素顔とは?」という疑問だ。

しかし残念ながらその真相を知ることはできない。

なぜならワゴンの素顔は公表されていないからだ。

当然である。

だがここで思考を止めてしまうのはつまらない。

この先を考察するのがコウサツレッシャーの旅の醍醐味なのだ。
 

改めて、「ワゴンの素顔とは?」

この問いかけから広がる、私が考察したワゴンの実像に迫る

重要なヒントが公式完全読本p103にあった。

ワゴンのデザインを担当した篠原保先生のコメントだ。

 

『美女の顔をそのままつけるのには抵抗があった。~中省略

いろいろ思考している中で某アニメの車掌さんに倣った

¨暗闇の中に唇だけがある¨というのに辿りついた』
 

某アニメとは松本零士先生の名作『銀河鉄道999』だろう。

その中の車掌さんを倣ったと篠原先生はいう。

暗闇の顔の中に黄色く光る眼だけが見えるあの名物車掌だ。

奇しくも同じ鉄道をモチーフにした作品からの閃きだったようだ。

このコメントを読んで私も閃いた。

この記事によりワゴンの素顔、はたまた実像に近づいたからだ。

だが、ここで直接実像に迫る前に、少し遠回りをさせて頂きたい。

というのは、実は私があるシーンの、

ある姿をしたワゴンを見て抱いた違和感があるからで、

その違和感が何なのかを、お伝えしてから話を進めたいからだ。

この話を先にすることで、

ワゴンの実像がより浮かびやすくなってくると思う。

 

 

あるシーンとは、第34駅(恋は大騒ぎ)でのヒトコマ。

ミオとアキラの偽装カップルデートを画策したワゴンが、

二人を追跡するためのエージェントに扮装したときの

彼女のスタイルに注目して頂きたい。

黒のパンツスーツに身を包むワゴン。なかなかの着こなしようだ。

ぱっと見た感じではそのような印象を受けるたわいもないシーンなのだが、

私はここに注目した。

こちらに背を向けてアキラに話しかける、

ワゴンのウエストにクビレがあるのだ。

そして彼女のスーツスタイルの全体を見ると、

非常にスリムな体型であることに気づく。

線の細い体幹には、すらりと伸びた四肢がつく。

ここで思った。

「ワゴンってこんなに細かった?」と。

冒頭でも触れたが、

彼女は普段ボリューム感のあるパワードスーツスタイル。

印象としては¨スリム¨よりは¨グラマー¨だ。

日常はそのスタイルで過ごしているが、

場面によってはバスローブを着たり、サンタのコスプレをしている。

その時は普段のパワードスーツの上から着ているので、¨グラマー¨なままだ。

だがこの34駅での彼女のエージェントスタイルはグラマーではない。

バスローブやサンタコスプレのように、

黒のパンツスーツを普段のパワードスーツの上に着ていたら、

こうはならないはずだ。

ここに私が抱いたワゴンへの違和感があったのだ。

 

 

ある時はグラマーな体型。

またある時はスリムな体型。

一体、どちらが本当のワゴンの体型なのか。

顔もわからない。体の形もわからない。

いつもはポジティブで明るく、

キュートな印象だが、実際の彼女は謎だらけだ。

こういう経緯があって彼女の実像を考察し始めたのだが、

その道のりで発見したのが、

先述の公式読本での篠原先生のコメントだったのだ。

さて、少し寄り道をしてきたが、

ここからいよいよ本格的にワゴンの実像に迫っていきたいと思う。

まずは話を銀河鉄道999の車掌に戻す。

 

 

銀河鉄道999の車掌と言って思いつくイメージは、

なんと言ってもあのヴィジュアルだ。

濃青の帽子に制服。ぼてっとした体。

そしてひときわ目をひくのが真っ黒の顔に黄色く光るふたつの目。

なんともファンタジーなキャラだ。

幼少期にこのアニメを見ていた私は、この車掌の正体が気になっていた。

人間?それとも得体の知れない宇宙人?

けれど子供の私でも薄々、感づいていた。

 

改めて999の車掌を調べてみた。出典のWikipediaにはこう書いてある。

『車掌は非実体の透明人間で、高圧ガス体である』

やはり名物車掌は透明人間であった。

本人が制服を脱いで透明人間だということを、

自ら証明しているシーンの画像もweb上に存在した。

彼は透明の体を帽子と制服と手袋で包んでいた。

そしてその姿で乗客の相手をしていたのだ。

それは、ふつうの人間がいるのと何ら変わらない光景だ。

ここまで書いてくれば、

もう何を言いたいかお分かりになったのではないか。

そう、私が考察したワゴンの実像とは、

 

彼女もまた非実体の透明人間、

もしくはそれに近い存在だということだ。

 

ワゴン自身が高圧ガス体かどうかはわからないが、

便宜上透明人間だと仮定して彼女の一連の動きを追ってみると、

これが不思議と辻褄が合ってくる。

順に見ていこう。

 

まずはなんと言っても彼女の趣味である『自撮り』だ。

暇さえあれば車内でカメラ片手にパシャリパシャリ。

自撮りに集中し過ぎて、烈車の出発に乗り遅れたカグラが、

夜中の駅に置き去りにされても気が付かないほどだ。

(第3駅 思い込んだら命がけ)

彼女がこんなにも自撮りにこだわるのには理由がある。

元々、実体を持たない彼女はレインボーラインに入社(?)し、

あのパワードスーツを与えられる。

そしてスーツを着て初めて自分の姿が形となって、

自分も他の者も認識できるようになった。

それまでは実体ない体ゆえ、

自分でさえ自身の体を形として捉えることが出来なかった。

だが今は違う。自分が目に見える形で存在している。

彼女にとってこんなに嬉しいことはないだろう。

そんな自身の姿を写真に撮って、後から見たくなるのは

透明人間のワゴンならば自然な流れなのではないだろうか。

きっと今までに、セクシーポーズやキュンとくる仕草を

研究していたに違いない。

自撮りは彼女にとって趣味以上の、

自分がこの世で生きているという証明行為なのだ。

 

 

お次は先述の黒のパンツスーツスタイル。

スーツ自体がタイトラインな為、

袖を通すと自然に彼女自身のスタイルもスリムになる。

これも彼女自身の体のラインが元々無いためで、

どんな服でも自然に着こなすことができるのだ。

着る服によってスリムにもなるし、グラマーにもなる。

そして手にはいつものグローブをはめて、実体を作っている。

999の車掌と同じスタイルだ。彼も白い手袋を常にはめている。

 

 

ここまでがワゴンが透明人間ではないのかと

私に思わせた一連の描写である。

ひとつひとつのシーンを是非、見返して頂きたい。

そして結論に向かいたいと思う。

私の考察では、謎多きワゴンの実像は生身の人間ではない。

ロボットやアンドロイドの類でもない。

その実像は実体を持たない、

透明人間か、ガスのような気体の存在である。

当然、素顔といえる顔はない。

そして身にまとう衣類によって、

自在にスタイルをスリムにもグラマーにも変化させることができる。

それが私の導き出したワゴンの実像である。

 

いつもポジティブで明るくトッキュウジャーを支援するワゴン。

彼女にとってトッキュウジャーのメンバーは弟や妹的な存在でもあり、

(アキラは含まれないか?)、

共にシャドーラインと戦う同志でもある。

そんな彼女の肉体があろうがなかろうが

トッキュウジャーの6人には関係ない。

そこにいるのはまぎれもないレインボーラインの仲間であり、

ひとりの女性なのだ。

片時も目が離せないラブリーでキュートな存在。

これからも私は¨激しく¨彼女を求め続けていく。

 

 

いかがだったろうか。

是非、この機会にトッキュウジャーを見るときには

ワゴンにも注目して頂きたいと思う。

私が考察したワゴンの情報元を、

貼っておいたのでご参考頂ければと思う。

東映チャンネルでも放送されているようなので、

そちらをチェックしてみてもいいのでは。

彼女のキュートさに目を奪われることは必至だ。