パパのスーパー戦隊活動

スーパー戦隊をコツコツ見続けて、どんどんハマっていく活動日記

トッキュウジャーを考察する⑩-2 オレンジジュースの秘密

こんにちは。戦隊パパです。

 

 

~前回からのつづき~

 

 

第17駅までさかのぼる。

 

明が初登場する回。

 

この時はまだ元シャドーの保線作業員。

 

トッキュウジャーはザラムという名前すら知らない。

 

(以下、便宜上 ¨明¨ と記)

 

レインボーライン本部から届いた

 

アプリチェンジャーを使って、

 

明にトッキュウジャーとして

 

一緒に戦ってほしいライト。

 

6番目の戦士としてスカウトしに明の前に現れる。

 

 

 

この時の明の心境を表したのが、

 

挿入歌『雨のちレインボー』の2番にある。

 

♪ 突然、心を照らされて目をそらしたけれど…

 

 

 

だが、明はまだライトを知らない。

 

当然無関心だ。

 

その場を立ち去ろうとする明を引き留め、

 

ライトはスカウトする。

 

その時、お近づきの印に明に手渡したのが、

 

渦中の『オレンジジュース』なのだ。

 

 

 

一度はオレンジジュースを手に取る明。

 

だが、ライトにもトッキュウジャーにも無関心な彼は、

 

「俺に構うな」と突き返してしまう。

 

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明はライトたちの仲間に加わることを

 

ハッキリと拒否しているのだ。

 

 

ライトが仲間になって欲しくて

 

差し出したオレンジジュースは、

 

明に飲まれることはなかったのだ。

 

 

 

この後、明はほぼ成り行きで

 

トッキュウジャーの一員となる。

 

たくさんの行動を共にし、

 

互いに笑顔を見せあう仲にはなったが、

 

実は心と心がまだ完全に繋がっていなかったのは、

 

第39駅から観れば感じ取れる。

 

そして前回で記載したように、

 

お互いの気持ちをぶつけ合い、

 

真の友情で結ばれた仲間となった。

 

その時に明は初めてオレンジジュースを口にする。

 

仲間に加わることを拒んだときには

 

飲まなかったオレンジジュースをだ。

 

 

ここまで観てくると、

 

『仲間の証』というものが、

 

『オレンジジュース』として具現化された。

 

私にはそう思えて仕方ないのだ!

 

 

 

 

実はオレンジジュースが明の前に

 

差し出されたのは、他にもある。

 

第30駅の最後で、

 

カグラが作ったケーキをみんなで食べるときに、

 

一緒にテーブルに配膳されているのだ。

 

 

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映像を確認すると分かるが、

 

上のイラストのようになっている。

 

だが、このシーンの後、

 

明がオレンジジュースを飲んだ映像はない。

 

飲んだか、飲んでいないかは分からない。

 

だが、41駅での彼のリアクションを見ると、

 

この時点で飲んでいないと思うのが、

 

これまでの話を見ていれば妥当だ。

 

きっと明だけ保線作業が入ったか何かで、

 

ジュースを飲まずに急いで現場に向かったとか、

 

そのような急な出来事があったのかもしれない。

 

 

 

以上のような考察をしたときに、

 

演出の深さに心から熱く、感動した次第だ。

 

17駅、41駅のシーンは単体で見ると、

 

どちらもささいな演出かもしれないが、

 

『仲間の証』=『オレンジジュース』

 

として見ると実に深い。

 

トッキュウジャーを見返す機会があったら、

 

是非、注目してご覧頂きたい。

 

 

 

それでは今回はここまで~